りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

人間関係、上下関係①

中学生の時、初めて先輩、後輩という存在を学ぶ。

制服をお下がりで済ませた私は、知らなかった。

スカートやセーラー服の丈を短くしたりリボンを可愛く変形するのがおしゃれだということを。

田舎だったしオシャレに全く興味なかったから、母が知り合いからもらった制服を着て行った。

入学してまもなく、購買部で先輩たちから絡まれた。

私のセーラー服の丈をひっぱって

何年何組?

これ、どういうこと?

何もわからず怖かった。

何人もの先輩が私を囲み、詰められていく状況はかなり怖かった。

一緒に購買部に来てた友達は私からすーっと離れていき

周りの人たちもシラーっと見ている感じ。

購買部のおばちゃん、あの時、静かに見てたなー。

とにかく怖かった。

一年生の校舎は二階だったけど、二階の廊下に三年生が私の制服を見に来てたり、階段の踊り場に二年生のヤンチャな人がいて階段を上らせないようにしたり。

制服はすぐに新しいのを買ってもらったけど、私は

目をつけられた。 

 

 

 

新しい制服を着てからは、すーっとそのような人たちは居なくなったけど。

 

仲が良く小さい頃遊んでいた近所のお姉ちゃんにも学校では先輩と呼ばなくてはならず廊下ですれ違ったらぺこりと頭を下げなければいけなかった。

 

テニス部に入っても、何気ないことで部室に呼び出されることもあった。

 

 

 

今振り返っても、中学時代が人生で1番人間が腐ってると思ってる。

 

テニス部に入ってもそういう先輩後輩は厳しかった。

厳しくても親は助けてなんかくれないし、そんなもんだと思ってた。

のび太くんだって、あんなにジャイアンスネ夫がいじめてきてもドラえもんは助けてくれるけど、お母さんがでてくることはない。

 

個人をいじめるんじゃなくて、後輩は目立つと先輩にやられる。

出る杭は打たれる。

そんな時代だったんだと思う。

先輩と仲良く手紙交換してる同級生いたけど、そういうのは、その子のお兄ちゃんと仲良くなりたい先輩だったり、自分たちの悪口を言ってないか監視するためにスパイ?みたいな感じだったりして

本当に先輩と仲良くなるのは難しかったとおもう。

一つ二つの年の差がこんなにもめんどくさいけど大切にしなくちゃいけないんだろうなってことを中学時代に経験した。

 

高校に進学したら、もちろん部活の先輩との上下関係はあったけど、廊下で挨拶、なんてしなくてよかったし、先輩と冗談を言い合えたりして楽しかった。

 

なんで、あの三年間はあんなにも窮屈だったんだろうって今も思う。

でも、私は、あの三年間は大切な時期だったんだと後から感じる。

 

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