りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

遺産を譲りますから、お願いします。②

この前、この題名でブログを書きました。

 

この話、続きがありまして、

大分落ち込まれていたし、自暴自棄のような発言も聞かれていたので医療者としては心配します。

 

こういう時、医療者が1番心配なことは自殺をすることです。

この方は、寝たきりの息子さんもいらっしゃるのでとても心配だったから、いつもより手厚く?ケアしていたと思います。

 

検査に来られる時間のタイミングで会いに行って

眠れてますか?

と声かけしていました。

 

遺産譲るからさ、考えてくれたのか?

と話します。

 

そういうことは職員なのでできないんですよ。

病院全体でお手伝いできればと思うので、一緒に考えていきましょう!

 

と話します。

この話、延々続きまして、

 

えらいしつこく遺産の話をされて

でも、がんになったことへの不安も話されるので

話を切り上げることがなかなかできませんでした。

途中、

患者さん、私が既婚者だとは考えも及ばなかったようで。

 

私に夫がいるってわかった途端

 

それは、仕方ないね。

 

とそれまでの熱い話はなくなってしまったのです。

 

私はホント人との距離感を詰めすぎますね!

親身になりすぎると言われます。

 

 

 

私が恋心を抱いて、親身になっていると勘違いされたのでしょうか?

 

父よりも年齢が年上の方でした。

 

私は40歳のしっかりとしたおばちゃんです。

安定した生活中、自分の女の部分はすっかり忘れておりまして、そんな歳の離れた方に女性としてみられるとは思いましなかった。

 

 

 

私の、どんな態度が思わせぶりだったのか。

切なくなりました。

 

彼の切実な思いや過酷とも思える状況に対して、チームで介入するためのとっかかりにしようと考えていました。

 

 

 

適度な距離感。

なかなか難しい。18年看護師しててこれですから、治りませんね。

だから、疲れてくるんだろうな。

 

反省でした。

 

 

 

難しいです。

 

 

 

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