りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

医療ドラマを医療者がみると。

厳しい目で見てしまう医療ドラマ。

 

医龍とか大門未知子とか現実ではあり得ない設定だったら、もう突っ込みなんて入れず全く別物のファンタジーを見てるような気がして楽しめる。

 

コウノトリみたいにすごーく手が込んで作られると、

もうみるのが辛くなって、

まあ、不妊治療してることもあり見てらんない。

余裕がない感じになってしまったのたけど。

余裕のあるときに、録画したのをみて、号泣したり考えさせられたり。

 

今回も医療ドラマがあるけど。

白衣の戦士は

もう、別物のコメディーだと思うことにした。

あんな現場はない。

あまりにも新人がひどい。

あれは、夜勤の独り立ちができず一年経たずに辞めるパターンの新人である。

仕事のできない同僚に看護師はとても冷たい。

だから、辞めざるを得ない雰囲気になる。

あんなに明るくのーてんきな職場はない。

 

今回突っ込みたいのは

ラジエーションハウス。

 

もう、見ると腹立つレベル。

そこには、私の勝手な偏見があるからだと思う。

こんなこと書くと放射線技師さん達を全員敵に回すのだろう。

 

私は働く場所を何か所も変えてきたので、いろんな病院のいろんな放射線技師さんとも触れ合ってきた。

でも、あんなに患者と接する技師さんに一度も会ってない。

病棟に患者さんと会話するためだけにウロウロしてる技師さんは見たこともない。

病棟に行くときはポータブルのレントゲンを運んでいるときくらいではないだろうか?

 

医師に意見する技師さんなんているんだろうか?

オーダーがおかしいと陰口を叩きながら撮影している人はいても

撮影する前に疑義紹介かける技師さんなんて滅多にいなかった。

あのドラマの中の医師の放射線技師への対応は現実通りのような気がする。

あんな世界だ。

意見ができない雰囲気だ。

 

医療の現場で

接遇の大切さが叫ばれており

時間外で勉強会も開催されるくらいなのに。

私が働いてきたところでは、

接遇の勉強をしてきたとは思えない人たちばかりだった。

カーディガンの袖から手を出さず、髪の毛を垂らしながら看護師に患者の移動を命令するように声かける人はいても

看護師とお互い尊重しあって仕事できる人はそういないと思う。

 

その点では看護師もタチが悪いのでなんとも言えない。

看護師はなぜかとても威張っている。

そして、偉いと思っている人が多い。

医師に意見してるのも看護師が多い。

まあ、この話はのちのちに。

 

 

しかし

痛い痛いと

うめいている患者が待ってくれと懇願するのに待たずに無理やりCTのベットに寝かせようとする放射線技師を何度も見て心を痛めた。

 

もう、見てらんなくて

 

意見した時に、

予約がいっぱいだから!時間に余裕がないんですよ!じゃあ、あんた、まわせんのか?

 

といわれ悔しい思いをしたことがあった。

そちらの立場も分かるけど、せめて、声かけくらい優しくしてやってよ。。。

時間に追われて大変なんだろうよー。

だけどさー。

と、悔しい思い出が昨日のことのように思い出す。

 

だから、あのドラマが、

刑事のように犯人探しをしたり、

医者のように診断をしたり、

一人の患者のために技術を磨いたり

家族のように患者に寄り添う放射線技師を見ると。

 

冷めーた目で見てしまう。

 

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