りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

セカンドオピニオンに行く①

私は、母に膵臓がんにも胃がんにも使っている抗がん剤

S-1

という飲み薬を勧めました。

副作用は少なく飲み薬なので辛くなればやめればいいじゃない。

 

じゃあ、やってみようか

ということになり

主治医に相談すると

いいんじゃない?

って言われたとのこと。

 

私も仕事として知識があるので間違ってはいないと思いますが、

コロナ禍で

受診にもついていけず

病状も聞けてない又聞きの状態で提案したものに関して

すんなりと認められて

少し心配になったことと、

今までの精査中のゆったりとした流れがどうしても不安になり

母に許可をもらい

セカンドオピニオンに行くことにしました。

国立がんセンターでは、

患者本人から同意書を貰えれば家族だけでも受診ができるとのことで

自分の情報の整理と納得のために行きました。

保険診療ではないので1時間の予約枠で44000円かかります。

 

東北で働いていた時

がんの告知に同席しその後に面談をしていたのですが、

納得できない患者さんには

セカンドオピニオンを選択肢の一つとして提案していました。

年配の患者さんは

よその医師に話を聞きに行くなんて主治医を信用していないみたいだから

とか、

先生に失礼になるから

と言ったりして

セカンドオピニオン自体を嫌がる人も多くいました。

 

そういうものではないことや、

患者さんの権利であること

そこの先生に診察をお願いするのではなく、意見を聞きに行く場であることを伝えていました。

実際に、希望された患者さんのことを主治医に伝えても、簡単に書類を作ってくれていたので

私自身は全く抵抗なく考えていたのです。

母に娘がセカンドオピニオンを希望している旨を主治医に伝えてもらったのですが

2週間経っても音沙汰なく、母の痛み止めがなくなるのに、次の診察日が決まらないというので

主治医に直接電話させてもらうと

セカンドオピニオンの書類はすぐに病院へ送ったと言われ、

セカンドオピニオンが終わるまで母の診察は受けられないとのこと。

理由を聞くと

方針が変わることがあった場合、患者との信頼関係が築けないからと。

そして、コロナ禍なのに関東に行くから帰宅して2週間は病院に来られたら困るのだとのこと。

娘だけで行くことを伝えたり、

セカンドオピニオンの、書類は病院に直接発送されると予約ができないことなどを伝えて

コロナ禍での、離れた親の癌の診察の難しさを感じました。

その主治医の方とはなかなか電話で話が前に進まず、大変失礼かと思いましたが、他の先生にご相談させて欲しいと伝えました。

他の先生がその日のうちに

診察日とセカンドオピニオンの書類を作っていただき問題を解決できました。

 

f:id:isogaba:20210420204554j:image