りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

お金⑥

父が急死して、

母が闘病してるから帰るに帰れず

実家に残っていた3ヶ月間。

お金のトラブルがまた起こり気が狂いそうだった。

父が亡くなった後

母が言った。

お父さんは、あんたになんもしてやれなかったって常々言ってた。

この家を弟が引き継ぎ、お父さんの乗ってた車も弟が乗るようになったらあんたに残せるものは何もないから

これくらいしかできないけど。

そうしてくれたお金は50万円だった。

 

少ない

 

正直そう思った。

 

葬式が終わって3日も経たないうちから母のパチンコは再開した。

パチンコするくらいなら私、ここにいる意味ありますか?

夫と息子の元に帰っていいですか?

そんな苛立ちを、

母のおばに話すと

母のおばにも300万の借金をしていて返してなかった。

父が亡くなって1週間もしないうちに又お金の話。

悲しむ余裕がなくなるくらい。ぶっ飛びそうだった。

母のおばからの借金の話は、父が借金の肩代わりしている時から私は知っていた。

母に返すよう何度も忠告したし、

癌が見つかった時もその辺のことを整理しとくように伝えていた。

わかったと言いつつ

母は、死んでしまえば済む話だと思っていたのだと

予想もしない父の急逝で発覚する。

その話をしてもまだパチンコに行き続ける母。

なぜ、私はここに残って生活してるのかわからなくなる。

私たちのところで母を引き取ってもいいと夫が言ってくれて

それを伝えても

ここで死にたい。

そう言った。

そのわがままを突き通すために私はここにいて、母は、パチンコしている。

孫が中学生でも長期間離れている親との環境を何も感じでいないのか。

私はその間、部屋の整理をしている。

 

父が残したお金で、おばの借金が返せるのだから返そう。

そう伝えると、それを返してしまうと生活できないと頑なに断る母。

父が亡くなった後の母の年金を整理すると

家賃もいらない母には、充分な年金額があることがわかった。

これで、十分生活できるよね?

治療費も払えるよね?

うちは、家のローンもあって、息子はこれからお金がかかるんだからこんなにお金を掛けて生活してないよ?

節約してたら充分やって行けるよね?

そう伝えても

それでも、返済しようとしない母。

父が死んで49日も過ぎてないのに。頑なに返そうとしなかったのは又別の理由があった。

母の名誉のためにその話は伏せるが、女としてその気持ちは理解しないといけないとは思った。

でも、なぜ逃げようとするんだろう。自分が蒔いたタネで私たちが困るとは思えないの。ほんとにあの数ヶ月は気が狂いそうだった。