りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

パチンコ③

母は、

依存しやすい人だったんだ。

 

一番はパチンコ

今は痩せた体でベビースモーカーのようにタバコを吸う。もともとタバコはすごく吸ってたけど。

量が多くなってる

 

趣味と依存って嫌な言い方だけどおなじだよね。

母は、

編み物

ジグソーパズル

読書

カゴ作り

パッチワーク

ほんとに色々趣味があった。

趣味に熱中しているときはパチンコに行かないからすごく嬉しかった。

私は

お金を使って熱中することの何に意味があるのか

毛嫌いしている。趣味がない

私が作ったものなんて丁寧に作れないからゴミにしかならない。

 

まめな人なんだと思う。

梅干しもつけてくれてたし、

らっきょうの酢漬けも手作りだった。

クッキーとか焼いてくれたりして。

私が幼い頃はお菓子も手作りで育てていてとても素晴らしいお母さんだ。

私の学生時代のお弁当は冷凍食品がほとんどなく彩も綺麗だった。

私のお弁当を羨ましがる友達が多かった

そうやって、丁寧に育てられたはずの私は家でケーキなんて作らない。

ケーキもクッキーも買った方が安くて美味しいって思ってる。

その手間暇に感謝が持てない。

もう直ぐ死ぬかもしれない母に感謝の気持ちが出てこない。

嘘をつかれた。金を取られた。

恨みつらみがわたしの中を真っ黒にしている。

帰省して弟と大喧嘩して、母とも連絡していない。

もうすぐ死ぬかもしれない母に感謝の気持ちが持てなかった。

帰省している時

母がどれだけわたしを傷つけてきたか、延々と語った。

かったるくて、食欲のない母に。

悲劇のヒロインぶる私は

死にそうな母に鞭を打ちながら

あなたはひどい母親だと罵って

わたしは可哀想な人間だと泣いた。

 

母は、謝っていた。

毎回謝る。

毎回謝るというのは、

何度も私はいろんなことで母を責めてきたのだ。

そして、母は、謝る。

情けない親だったねって。

そうさせてるのにまだ納得できず。

こうやって文章に残して気持ちの整理をしないと頭の中で怒り続けて、自分がかわいそうだと思い続ける。