父の脳梗塞
父が5月に脳梗塞になり、二度の手術。長期の入院生活。
お見舞いにすら行けませんでした。
夏もコロナの影響で帰りませんでした。
お正月の帰省。
すごく悩みました。
どんどん増える感染者。
持病のある人は、重症化しやすいこと。
しかし、父の脳梗塞の経緯から再脳梗塞の可能性は高いのではないか?
変異型のコロナが発見され、来年の今頃、ますます帰れなくなってしまうかもしれない。
来年のお正月。父は元気でいれるのか。
悩んで悩んで、帰省しました。
帰省する当日まで悩みました。
近所の人がよく思わないだろうかとはわかっていたので、帰省中は引きこもりました。
一年振りの父はかなり痩せてしまいました。
なかなか、口がうまく回らないようで話をするのが億劫そうでした。
そして、なかなか笑わなくなっていました。
二度の手術で髪がまだらに生えていることが嫌なようで
母が作ったニット帽をかぶっていました。
急激に痩せたせいか、寒い寒いと
暖房と石油ストーブとつけて。
こたつに首までしっかり入っていました。
両親の老いをすごく感じました。
今度いつ帰れるかわからない。
離れているとますます別れづらくて。
辛い帰省でした。
いつもは、美味しいものを食べに行き、美味しいものをたくさん買ってお土産をたくさん準備して、親戚にたくさん会って帰るのですが、
もちろん何もせず父の顔を見る帰省でした。
父や母の背中を追って私も老いていきます。
しっかり目に焼き付けようと過ごした帰省でした。