りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

がん細胞について

f:id:isogaba:20210122164748j:image

この写真。

プランターに植えられたアロエ

アロエは繁殖が盛んですごく強い植物だ。

繁殖しすぎて窮屈そうだ。

 

 

 

仕事をしていて癌の患者さんと接していて、

講義をして、がん細胞の特徴を簡単に説明して

常々思ってることがある。

 

がん細胞と正常細胞の違いとしてあげられらることは

 

がん細胞は無秩序に増えるということ。

正常細胞では、例えばキズができて修復しようとして増えるけどキズが塞がったら分裂をやめるけどがん細胞はどんどん増える。正常な細胞を食い破ってまで増えようとする。

そして、正常細胞はアポトーシス自然死を起こすが

がん細胞は死なない。

 

がん細胞は死なないし、どんどん増えることができる。

がん細胞は不老不死。

人間が追い求めてるものをもってる。

 

でも、がん細胞は共存してくれない。

正常細胞と仲良くしてくれたらいいのに。

どんどん増えすぎて

その人まで殺してしまう。

その宿主が死んだら自分だって死んでしまうのに。

もうちょっと賢くなってくれれば

がんで死ぬ人はいなくなるのに。

 

 

CT結果で小さくなっていても

抗がん剤を止まずに続けなくてはいけないと

落ち込んでいる患者さんと話している時や、

どんどん癌が進行していくのを自覚している患者さんと話している時

に、

いつも思う。

がん細胞がもう少し共存を考えてくれたらって。

 

これは、地球にいる人間みたいだ。