りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

悲劇のヒロイン

私は脇役みたいな顔してるのに。

悲劇のヒロインぶる。

 

悪役くらいの強さもあるのに。

悲劇のヒロインになりたがる。

 

これは、昔からだ。

ばあちゃんの部屋の姿見で小さい頃、自分の顔をまじまじと見つめる。

見つめていると、両目からしっかり涙が出てくる。

その時のわたしは、

自分が不治の病になって、死んでいくことを想像して、可哀想になって泣けるのだ。

 

小さい時からそういう性質を持っていたんだよ。

だから、

何か納得のいかないことが会った時に

自分の悪さにも気づいてるのに

正当化して、言い訳して、どんどんわたしって可哀想って思う。

蛇のようにしつこい性格だから

納得のいかないことは忘れられなくて

何度も何度も頭の中で繰り返す。繰り返す中で、自分の悪かったことは薄まっていき

相手からいじめられたり不条理なことをされた可哀想なわたしになって行き

可哀想なわたしに涙が流せる。

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