りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

あんまり霊とか死後の世界とか信用してない。

無宗教だし。

でも、仕事柄、あったらいいな。ないとさみしいなとは思う。

この前、死んだばあちゃんが夢に出てきた。

夢に出てきた後、起きた時に死んだんだっけ?って思うくらい身近に感じた。

内容はさっぱり覚えてない。

 

その、何日か後、母からばあちゃんの友達の梅ちゃんが死んだって電話で聞いた。

 

ボケる前はよくお茶飲みしてた。🍵

 

その時は、へーってくらいで。気にも留めない感じだった。

電話を切ってしばらくして、この前の夢の時、梅ちゃんのお迎えのついでに会いにきたのかな?って思った。

 

そうだったらいいな。

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ばあちゃんは、一緒に住んでたけど、住み込みの付き添いをしていてたまにしか帰らなかった。

 

幼少期の私は、たまに帰ってくるばあちゃんと寝たくて嬉しかった。

ばあちゃんは寝る時、部屋を暗くして布団の中で寝ながらテレビを見せてくれた。お母さんはそんなことさせてくれなかったから嬉しかった。

ばあちゃんは、付き添いのバイトでお金を結構持っていたみたいで帰るたびに福沢諭吉を幼い私にくれていた。

中学生になった時、働くのを辞めると言った。

仕事に行く前、幼い私がいつも寂しそうにしてたからこれからはもう行かないからって。

でも、もうその時は立派な反抗期で、ばあちゃんと寝ることもあまり嬉しくなかった。

ばあちゃんが仕事を辞め、家にいるようになると、ばあちゃんがウザく感じた。

反抗期の怒りの矛先は、ばあちゃんへ。

気の強いばあちゃんを泣かしたこともあった。

 

私が就職して家を出てからボケが進み帰省のたびにひどくなっていった。

お母さんを困らせて同じことを何度も言っているばあちゃんが憎くなった。

里帰り出産で、家で過ごすとばあちゃんの認知症がどれだけすごいか身をもって感じた。

毎回、二、三日で帰る私がずっといるからか帰るんだろうと、朝デイサービスに行く前に私にティッシュに包んだ2000円を手に握らせて、元気でねと挨拶された。

デイサービスを働きに行ってると思ってるばあちゃんは、また、帰ってきたらもっとお小遣いあげるからねって。

その挨拶が、早く出て行けと言われてるような気がして、帰らんよ!と毎朝喧嘩した。

最期までばあちゃんは私の子供の名前を覚えられなくて、坊ちゃんとよんだ。

なんで、もっと優しくできなかったんだろう。