りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

発見

春になり、近所のじいさん、ばあさんが活発に活動するようになった。

田植えの準備を始めていて、田んぼに水が入ってきた。

 

 

私は暇だから、

家から外を覗くことが多くなった。

ほんの何日か前

リビングから景色を眺めていると

右斜め前の家がみえるのだが、

その家のちょうど裏手がみえる。

 

そこに80を越しただろうばあちゃんがいるのだが、

腰が曲がっている。

とことこ、

ばあちゃんが自分のうちの裏手に歩いてきた。

わたしんちからは丸見えなんですが。

そのおばあちゃん、静かに下着を下ろしてしゃがみこんだ。

小便だったのだと思う。

衝撃だった。

自分ちだから、家の中に入ればトイレがあるはずなのに。

 

今日は、左斜め前のおじいちゃんが

自分ちの物置に向かって立ちションはじめた。

 

なんで、トイレ使わないんだろう。

 

その光景を見ていて思い出したことがあった。

 

小さい頃、ばあちゃんとあそんでいて急に庭にしゃがみこみおしっこを始めたのだ。

私はびっくりして目のやり場に困った。

ばあちゃんのしゃがんだ藪のなかには、

紫色の花が咲いていた。

ばあちゃんはオシッコしながら、

紫式部っていう名前なんだよって教えてくれた。

 

今年、実家に帰った時

庭に見慣れない紫色の花が咲いていた。

f:id:isogaba:20190424211657j:image

 

なんの花?って聞いたら母が、

紫式部じゃないかって言ったけど。

絶対違う

紫式部は木になる花だったと力説した。

あんな衝撃な知識の植え付けをされたんだ。

絶対違う。