りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

子供の納得②

子供の納得①で

先生へのマイナスの感情を抱いた息子は

先生へ攻撃的な態度を取っている様です。

 

 

社会で歴史の授業が始まっています。

その中で、国語では習っていない漢字が出てくることが増えたんだそうです。

例えば

征夷大将軍

みたいな。

それで、授業中、

テストでは、国語で習っていない漢字は平仮名で記載して良いか?という質問があったそうです。

 

先生の回答は

 

ダメです。

 

とのこと。

それに対して、

なぜだ?

と、子供たちからブーイングの様な質問があったそうです。

 

ここまでの報告を聞いて、

私は、

先生、めっちゃ大変!

と、感じたのが正直なところでした。

 

でも、報告をしている息子は語気を荒げ続けます。

 

なんと、先生の回答理由は

漢字で書けなくなると、

繊細な表現ができなくなるよ?

と言ったんだそうです。

 

そこで、息子のスイッチが、入ったのが分かりました。

 

歴史で仮名文字文化が入ったから紫式部たちは柔らかな表現ができるように、なったって

先生、言ったじゃないか!

じゃあ、英語はアルファベットだけだから繊細な表現できないのか?

と、言い返したそうです。

 

 

そこまでの報告を聞いて、

うちの息子のめんどくさいことこの上ない感じが前面に出てきてしまったと感じましたが、

よく、頭回ったもんだと感心もしました。

 

私の報告中の再現脳内VTRでは、

息子は

渡る世間は鬼ばかり

中学生くらいのえなりかずき君でした。

口を尖らせて喋っています。

 

ここでも、先生の回答が問題の本質とズレる原因になったようにも感じました。

 

習っていない漢字も社会で出てきたのなら書ける様にすれば漢字の勉強にもなるから一緒に漢字で覚えてください

くらいでよかったような。

それを、表現みたいな方向に持って行くからややこしくなったような気がする…。

 

そして、先生はこの話をどうやって閉めたか。

 

もうこの話、おわり!

 

だそうです。

 

先生の苦悩、すごくよく分かりました。

 

息子には納得できなくても

批判や相手を論破してやろうという気持ちではなく、交渉術というか、相手に不快な思いをさせずに自分の主張をいかに聞いてもらうようにするか。

言い方によって相手の受け取り方は違ってくること

問題の本質がズレることはよくあること

など学んでもらいたいと思います。

 

懇々と説明したつもりでしたが、

反抗期の入り口をちょっと入った息子の耳に届いたのか心配でなりません。

 

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