りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

亡くなった人とのお別れ②

そのため、会うこともできず、帰ってきたとのことでした。

旦那さんは故郷に実家もなくなり親戚もいないので生まれ育った場所に、帰る機会がなくなったので、

今度行くときは、遺骨を取りにいくときだと言っていたそうです。

 

 

家族との各々、関係性が全然違うからなんともいえませんが。

 

友達の旦那さんがお父さんと最後の対面ができなかったと残念な様子で家族に報告したことや

せめて遺骨だけでも引き取ろうと行動したことから実際に会ってお別れの時間を、短時間でもしたかったろうなと思いました。

 

 

うちの父は自分の父親の死に仕事の関係で立ち会えませんでした。

 

父は、貿易船に乗っていたので、何ヶ月も家を空けることが多かったのです。

仕事柄、弱っている祖父を面会していてこれが最後の面会だろうと覚悟したと言います。

そして、祖父もそうなるだろうことを感じ取った様子で最後に会ったときは泣いていたと40年も前の事をしみじみと語っていました。

父は祖父の死を、船に届いた電報で知り、帰ってきたのは49日の納骨も過ぎてからでした。

もう、この世にいなくなったんだなという事を感じてとても複雑だったと話していました。

 

 

お葬式ってどんどん簡略化されていたらお墓の有り様も変わってきていますが、送る側が、お別れをできる場って

それぞれであって、どれが正しいことはないのですが、

しっかりお別れできる時間って、大切だと思いました。

それは、その人によって違うとは思いますが。