りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

言えなかったことを20年越しに言ってみた①

先日、隣の県のともだちKさんにあいにいった。

そのKさんは高校の時、同じ部活で仲良くなった。

モテる子で、一緒に歩いていると男子の目が隣のその子に集まっているのがよくわかった。

頭も良く、特進クラスだった。

 

クラスが違うのに、なぜか、Kさんはうちのクラスまで来て一緒におべんとうをたべていた。

 

モテるせいか、女子には反感を買うタイプだった。

同じクラスの女子になんで、あの子と仲良くしてるのか?

と言われたこともあった。

 

そんなのわからない。

仲良くなるって口では説明できない。

 

受験のとき、学校からの推薦をもらったり自分の志望校を絞り込む時期のお弁当タイム。

私が第1志望にしようと悩んでいた学校について話していたら

 

私もそこを滑り止めに受けてみようかな?

との発言がKさんからあった。

 

それを聞いていた私のクラスの生徒はよく思わなかった。

昼休みが終わりKさんが自分のクラスに戻ると

滑り止めってひどい!

ということになった。

バリバリに反感を買った。

 

次の日からのお弁当タイムは、和気あいあいとした雰囲気は全くなくなった。

しんとして、あまり喋らなくなったのだ。

どれくらい経ってからか、忘れたけど。Kさんから自分のクラスでご飯を食べると言われてホッとしたのを覚えている。

 

それから、私はKさんと意識して距離を取った。

 

卒業式の前、

このまま、Kさんと距離を取ったままだと

多分、一生会わないだろうな。

 

それは、よくないと考えて、話しかけに行った。

 

Kさんは、

どうして話してくれなくなったの?

と聞いてきた。

私が黙っていると

 

私が怒っている理由は

 

(私の好きだった男子)〇〇君とKさんが仲良く喋ってたからだと思ってたの。

 

と言った。

 

私はなんだか、Kさんに

説明する気も失せた。

なんだか、脱力というか、力が入らないようなそんな感覚になったのを覚えている。

 

違うよ!滑り止めって言ったからだよ!

とは

とても主張する気になれず。

 

別々に進学した私たちは、

ほんとにたまーに会うだけの間柄になった。

 

 

最近、同窓会の案内が来て、

幹事が

私の好きだった人だったから

急にその事を思い出していた。

 

そして、Kさんに会った時、

Kさんは、同窓会の案内のハガキを持参してきていて、

ほら、好きだった人が幹事だよ!

懐かしいね。

 

と言っていた。

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