りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

抗がん剤

私は抗がん剤の資格をもっている。

自分は体験したことがないが

どの抗がん剤が、どんな副作用が出やすいのかなど把握しその対応などを情報提供している。

抗がん剤で苦しんでいる患者さんや抗がん剤しながらもバリバリ仕事している患者さんをみてきている。

去年、母の弟が癌になった。

副作用がかなり辛く痩せて髪の毛も抜け、すっかり老け込んで見えたそうだ。

母はだいぶ年の離れた弟が弱っていく様子を見ていて色々考えることがあったようだ。

 

私に電話で弟の状況を教えてくれていた時

 

私は何があっても抗がん剤はしたくないから。

と言っていた。

 

前から長生き願望が全くない人ではある。

50歳の時

肝臓に影が見つかり

癌ではないかとなったことがあった。

高校生だった私と中学生の弟は気が気では無かった。

癌では無かった時、ほっとしたのを思い出している。

ほんとによかった。

悪魔のような状況が一転した時の

喜び。

今回も同じことが起きないか。

期待している部分があったが。

今回、かなり難しい病気だった。

希少がんの可能性もある。

ただ、腫瘍が血管を浸潤しているのでオペはできないとのことだった。

まだ何も分かっていない状況。三つ目の病院を受診するところなのだが。

母はどんな癌でも抗がん剤は受けたくないと私にいう。

コロナだから、帰ってこなくていい。

とも言われた。

なんだか、何もできないのだ。

親孝行させてって思うけど

でも、今コロナにかかったら大変だとも思う。

あと1週間受診まで何も決まらない不安だらけの日々がある。

 

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