りんごごりららっきょう

思っていること、昔の思い出

不快。

テレビの報道にて

 

 

台湾エバー航空に搭乗した
白人男性体重約200kgが客室乗務員に「パンツを脱がせてほしい」「お尻を拭いてほしい」などと要求したとのこと。
トイレ介助の話ね。
 
 
CAが泣きながら訴えている記者会見の映像を見た。
 
詳細を調べると、この白人男性の態度や行動にすごく問題があったのは把握できる。
もし、介助が必要ならばそういう職種の人を自身で雇って搭乗しなければならないのに、そのような手続きも行っていなかったとのこと。
 
でも、CAが泣きながら訴えている様子を見て
 
心が痛くなると同時に少しの違和感も感じてしまった。
その少しの違和感を今日は記載してみる。
CAに対して同情の気持ちをもっているし、皆さんが白人男性を非難しているのも把握したうえで。
 
 
彼女はCAであり業務に含まれていない行為である事は十分わかる。
その白人男性の性的なセクハラが含まれていたのだろうこともすごくわかる。
 
医療や介護の現場ではこのような理不尽な現場に遭遇している方は多々いると思う。
ヨボヨボの食事も自分でできないようなおじいちゃんがお尻や胸をさわってくることもある。
家族がいながらも
「看護師なんだからやりなさいよ。仕事でしょ?」って排せつ介助を頼まれる事も実際あった。
業務として行った後
気遣いが細やかではないってクレームを言われている現場をみたこともある。
 
 
でも、そのような職種の方が記者会見をひらきCAのように涙を流し、傷ついたといったところで
同情の声は上がらないだろう。
それは、当たり前の業務だと思われているから。
例え、そのクレームで働けなくなるほど心病んでも。
そして、記者会見するような人もいないだろう。
上司が守ってくれる事はあっても、相手方をサービスが受けられないようにしたり非難はしないだろうな。
 
職種が違う事で違う反応が生まれるのはすごくわかっているのだけど・・・。
なんだか、CAが泣いている様子をみて、とても複雑な。
なんだか、せつなくなった。
 
自分が傷ついたことを主張せざるを得ないのも含めてあんまりなニュースだった。
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