親の老化を感じる
私は実親と離れて生活をしている。
帰省するたびに、実親の老化を感じる。
やせたなー。
入れ歯になってるなー。
ふくらはぎの筋肉なくなったなー。
髪の毛薄くなったなー。
すぐに、死ぬ話をするなー。
見つけるたびに胸が少しキュンと寂しくなる。
今回、孫の運動会で母だけだが来てくれた。
帰省の時と違って、母のテリトリーではないので、遠慮して生活をしているのが、すごく伝わった。
それだからか、今回はキュンとすることが多かった。
母の母。私のばあちゃんは、私が20代くらいの時、帰省してばあちゃんと話していると
止めどなく、小声で、私の知らない人の話をしていた。
こたつに二人で寝転んで、相槌を打つ。
知らない近所のばあちゃんの友達の孫の話だったりするから、興味もないし、退屈で知らないうちに眠ってしまっていた。
眠って起きるとばあちゃんはまだ、喋っていた。
やべぇ。
慌てて相槌を打つ私。
私が寝ていたことも気づかず、笑いながら話しているばあちゃん。
その時のエピソードを、思い出すくらい、お母さんは今回、おしゃべりだった。