メダカ
うちの実家は父と母の二人で暮らしている。
以前は犬を飼っていたから、何か動物を飼ったら?
と提案しても
死別が辛い。
自分が先に死ぬかもしれないのに飼えない。
これから、自分たちがどうなるかわからないのに世話ができない。
と。
子供としては、悲しい答えが返ってきた。
何年か前に玄関に水槽が置いてあり、メダカを飼い始めた。
両親が二人で水槽を眺めている姿を後ろから眺めた時。
年取ったなー。と思うと同時に幸せそうだなって思った。
メダカは卵を産んでも、親と離してあげないと親に食べられてしまう。
父と母の悩みは、どんなに頑張っても、卵を探せないことなのだという。
老眼で見つけられない。
天眼鏡で探しても見つからない。
と悩んでいた。
最近、母から連絡があり、
卵は結局、探せなかったけど。
小さいメダカが増えていた!
泳いでんの!小さいのが!
とのこと。
その後の一言。
うちのメダカ、不妊症じゃなかったみたい。
(^_^;)
余計ですよー。
その一言。
すまんねえ。結局孫一人でしたねー!
って
伝えると、
アハハハ!と、豪快に笑っておられた。
そして、
うちの父は綺麗好きで水槽を頻回に洗っていたんだけど。
最近寒くてサボってたんだって。
卵あっても気づかず流してしまってたかも!
かわいそうだから、水槽をあまり洗わなくて良い浄化槽みたいなやつ、高いけど買ってきたわ!
それとね、
1匹ね、明らかにお腹が大きいメダカがあるんだけど。
3日くらい大きいのね。
たまごかな?
便秘かな?
その話を聞きながら最近、息子とメダカの勉強をしたことを思い出す。
その膨らみはひょっとすると
孵化後のメダカさんではないでしょうか?
私も老眼が始まっているからわかるんだけど。
メダカのお世話も年取ると大変な様子です。